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老後の資金はいくら準備しなければならないか?

更新日:2020年4月4日


昨年老後にいくら必要なのかという内容でお伝えしましたが、最近話題のテーマですので再度老後に向けいくら準備をしなければならないのか見ていきましょう。

老後は何年?

老後にいくら必要か計算するうえで老後は何年あるのかが重要です。

100歳以上長生きしたいという人もいると思いますが長く生きればそれだけ生活費など費用がかかってきます。

下記の「平均余命」は日本人が何歳まで生きるかを表したものです。

よく「平均寿命」という言葉を耳にすることが多いと思いますが、平均寿命は0歳児が平均してあと何年生きられるかを表した指標で0歳児の平均余命です。

60歳を迎えた男性は平均して23.67年(83.67歳)、60歳を迎えた女性は平均して28.91年(88.91歳)生きることがわかります。平均寿命と比べると男性は約3歳、女性は約2歳長くなっています。65歳を迎えると平均余命がさらにの延びているのがわかります。

60歳から老後を過ごすと考えると老後30年くらいの資金を用意しておく必要があることがわかります。


平均余命

次に老後はひと月どれくらいかかるのかみていきましょう。

下記の表は平成28年(2016年)の高齢夫婦世帯の家計調査です。

月に税金や社会保険料も含め267,546円の支出があるのに対して、公的年金など実収入が212,835円ということがわかります。

月に54,711円不足していることになり、この不足分を預貯金などのから取り崩して生活していると考えられます。

月に54,711円ですので、年間656,532円不足し、老後30年間ですと約1,970万円不足します。

また、生命保険文化センターの平成28年度の「生活保障に関する調査」では、ゆとりある老後の生活費は34.9万円となっています。

実収入から考えますとゆとりある老後を過ごすと月13.2万円不足することになり、老後30年間ですと2,952万円不足することになります。


老後の収支

このように、データからみた老後30年間の必要金額は2,000万~3,000万となります。


さらに物価上昇を考えますともっと大きな金額が必要となります。

実際には、みなさんそれぞれ家族構成も違えば生活水準も、老後にやりたい事も違いますので、ライフプランをしっかり考えシミュレーションを行うことが大切です。

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